本気で結婚したい人に知って欲しいこと(前編)
戸田です。「独身ワイン会」を開催し、年間5000〜6000名くらいの独身男女に出会いの場を提供していています。
今日は結婚する方法について書きたいと思います。読む方にとっては、聞いたような話かもしれませんし、新しい話かもしれません。いずれにせよ、本気で結婚したい方は最後までお読みください。
結婚する前に僕が思っていたこと
僕が結婚したのは34歳の時でした。結婚することになるまで、僕はこんな風に思っていました。
「素敵な女性は大勢いるけれど、まだ結婚したいと思えない」
これは誤解して欲しくないのですが、「理想が高かった」わけではないのです。34歳にもなって、自分の中でまだ「結婚すると決めるタイミング」が来ていないという感覚だったのです。
今、まだ結婚していない方は同じように感じている方もいると思います。
そんなあなたに、周りはこんな風にアドバイスするかもしれません。
「結婚したいのなら、妥協したほうがいい」と。
結婚するための方法
ただ、結婚は人生の大きな選択なので、実際には妥協などできないと思います。そして、自分の中で納得できるタイミングにないのに、結婚という大きな決定もできないと思います。
では、どうしたらいいのか。
僕が考える最善の方法は、
「もうこれ以上多くの異性に会っても何も起こらない、と思えるくらいいろんな人と会ってみること」です。
つまり、「もう十分」と思えるタイミングを自分が行動することで呼び寄せるということです。
僕が34歳で結婚しようと思えたときも、「今までいろいろな女性と会ってきたけど、この人以上の人が現れる可能性は低いし、この先、これまでになかったような特別な出会いがあるとも思えない」と思って結婚しました。(もちろん、相手もそう思ってくれることが必要です)
なので、もし妥協のない、自分自身で納得できる結婚をしたいと思ったら「自分が納得できるまで、多くの人に会ってみること」が最善の方法だと思います。それも誰でもいいから多くの人と会うというわけではなく、「自分とライフスタイルが合う人との出会いの機会を増やす」ことが必要です。
この「自分が納得するまで多くの人に会う」というやり方に似た考え方は「秘書問題」として数学的に証明されています。
昔の人はなぜ早く結婚できたのか
ここで一つの疑問が湧いてきます。昔の人はなぜ早く結婚できたのか、と。昔の人は親が決めてきた人と何も言わずに結婚したり、お見合いで一度会っただけの人と結婚を決めたりしたわけです。それができたのはなぜでしょうか。
理由は「選択肢が少なかったから」です。選択肢が少ないから、多くの選択肢を比較検討する必要がなかったのです。
マーケティングの世界でも、「選択肢が多ければ多いほど、顧客の購買意欲は低下する」と言われています。選ぶという行為には大きなエネルギーが必要だということです。
現代は昔に比べて交友関係が何倍にも広くなっています。SNSで数百人、数千人というつながりがあるのも珍しくありません。交友関係が広い、つまり結婚対象の選択肢が多い分、吟味にも時間と労力がかかります。それが、現代人の婚期、特に交友関係が広くなる都心に住む男女の婚期を遅らせているのです。
残像問題
「選択肢が多いというけれど、自分の周りには独身の異性がほとんどいない」という方もいると思います。そのような方は、若い頃の周囲に選択肢が多かったときの自分の残像を残したまま、交友関係の中から独身の異性がいなくなってしまったのです。この場合、自分の現状を再認識するのと並行して、今の交友関係ではない場所で新しい出会いを増やしていく必要があります。
結婚するためにやるべきこと
結局は自分がどんな状況にあったとしても、多くの人と会うということが結婚に近づくための有効な方法となります。そのために、共通の趣味を持った人や、自分と似たようなバックグラウンドの人が集まる場に、少しずつでもいいので出かけてみるといいと思います。たまに「婚活疲れ」と言って、人と会うのをやめてしまう人がいますが、誰とも会わなければ結婚できる可能性はゼロになってしまうので、疲れない範囲で人に会い続けたほうがいいです。
続きは後半で
ここまでで記事の前半は終わりです。後半の記事では「確度の高い出会い」を増やす方法をお伝えしますが、その中に僕の友人が提供するサービスの紹介も含まれます。もしサービスの紹介を読みたくないという方は前半だけで終わりにして、後半に進まなくても大丈夫です。